古典芸能入門 » 2008 » 4 月

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古典芸能入門

歌舞伎、文楽、落語に能、クラシックコンサートといわれると、なんだか敷居が高いと思っている方もいるでしょう。 でも歌舞伎にしても文楽にしても昔は庶民の娯楽でした。芸が芸能になり芸術になってしまうともはや文化の領域で自分とは関係ない世界のものと思ってしまったら人生の楽しみは半減します。 このコラムは観客歴40年以上という篠原安心院(しのはらあじむ)さんが、独自の視点で作品を楽しむポイントや役者の話、作品の背景からチケットの買い方、劇場の席を選ぶ方法などがわかる古典芸能をすんなり楽しむためのポイントを優しく親切に教えてくれるコラムです。 安心院さんの厳しくかつ軽妙な文章を読めば、いつしかあなたも古典芸能通になれます。お楽しみに!
2008 年 4 月 のアーカイブ

Vol.60 ケレン(人形浄瑠璃の場合)

2008年4月24日(木)

歌舞伎におけるケレンに付いて二回程お話をしました。今回は、人形浄瑠璃のケレンに付いて書いて見ようと思います。

歌舞伎はその始まりから“傾く”芸が売りものでして、その売り物の芸の中に必然的に今日ケレンとよばれる様な様々な種類の芸が入り込んだとは、今や定説になった感があります。
これに比べて、人形浄瑠璃(文楽)の場合は、原則的に言ってケレンとは縁の無い芸能であると言えるかと思われます。それは、文楽が、練り上げられた戯曲(まる本乃至原本)の内容を語って聞かせ、人形方がその語りに忠実に演技に生かすと言うのが原則であるからです。

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Vol.59 ケレン(後編)

2008年4月17日(木)

さて、これらのケレンの手練手管を実際に使っているものとして、「義経千本桜」を例にとって少し話しを進めましょう。
義経千本桜の概略は、このシリーズのVol.12(Vol.12 義経千本桜(義太夫狂言の三大名作のうち)前編).13(Vol.13 義経千本桜(義太夫狂言の三大名作のうち)後編)でご紹介致しました。三大名作の一つ、人形浄瑠璃で初演され直ぐに歌舞伎に移された演目、人気演目だけに初演後250年余りの間に、多くの人達によって演出も又仕種や動作も練り上げられて来ており、其れだけに上演毎に種々の違いが目に付く、そんな出し物です。

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Vol.58 ケレン(前編)

2008年4月10日(木)

見てくれの良さを派手に狙った様な動作や行動を「ケレン味たっぷりのプレー」等と言います。従って日常でも出て来る言葉でありますが、これも元は古典芸能、中でも歌舞伎の世界から広まった言葉と思われます。
漢字で書くと“外連”となるようですが、漢字でなしにカタカナで「ケレン」と表現することの方が一般だと思われます。

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Vol.57 だんまり(暗闘)

2008年4月3日(木)

下世話に「だんまりと極め込む」と言う言い方がありますね。黙秘権を行使するてな話です。歌舞伎に特有な演出に「だんまり」がありまして、当然の事ならが原則言葉を発しません。全員がパントマイムで演じます。このだんまりに字を当て嵌めると「暗闘」となる様です。

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